SharePoint リストの InfoPath フォームを利用した勤怠管理

今回は SharePoint リストとリストの InfoPath フォームを利用した勤怠管理 Web パーツの作成について記載したいと思います。
作成方法は少し手間がかかるので、何かしらの執筆で記載したいと思いますが、グループウェアなどでよくある勤怠管理の要望に対して開発無しで以下の図のようなことが可能です。下記のイメージを見て実装方法を試してみていただければと思います。

1. 勤怠管理 Web パーツの出勤時の状態です。

2.「新しいアイテムの追加」をクリックし入力フォームを開きます。


3.「出勤」ボタンをクリックします。
「出勤」ボタンがグレーアウトし時間の入力項目は編集不可となります。

4.「送信」ボタンをクリックしリストへの投稿をおこないます。

この Web パーツは当日でかつ自分の情報を表示するフィルタを用いて自分自身の勤怠情報を表示しています。
例では「タイトル」は日付とユーザー名の組み合わせで命名規則を作成しています。

5.退勤時の処理
「タイトル」のリンクをクリックしフォームを開き「アイテムの編集」ボタンをクリックします。

6.「退勤」ボタンをクリックすることで、「退勤」ボタンがグレーアウトし時間の入力項目は編集不可となります。

7.「送信」ボタンをクリックしリストに投稿します。

SharePoint のリストの基本機能と InfoPath を利用するだけでこのような簡易勤怠管理の処理をおこなうことができます。
このような勤怠管理以外にも、SharePoint の基本機能を組み合わせることでビジネスロジックを実現することができます。手順の詳細は長くなるので割愛しておりますが、手順が必要な方はコンサル依頼(有償)していただければと思います。<m(__)m>

紹介 Saiki Koyama (小山才喜)
自己紹介: PCのハードウェア系のサポートやフィールドSEを経験後、2000 年 2 月にマイクロソフト株式会社に入社、 主にサービス部門でプロフェッショナルサポート、プレミアサポートを歴任後、Office系の技術営業に転身し、 エンタープライズ企業向けにVSTOを利用したOffice開発を業務に活かす提案活動を行う。 また、VSTOの啓蒙活動として、Tech-EdやMSDNブログにおいてVSTOを利用した業務と技術を結びつける訴求活動を実施中。 2010年7月度、2011年度7月度 VSTO MVP 受賞中 技術略歴: VSTO、SharePoint Server、Office 互換・展開、Silverlight、 Active Directory、Exchange Server など、MS プラットフォームのインフラから開発までの領域を網羅。 取得資格: VSTO MVP、MCSE for Messaging、MCTS、MCSA など、 約30個ほどの MCP タイトルホルダー

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