【SharePoint 2010】Access Services のカスタマイズの可否について

Access Services を利用したサイトのカスタマイズの可否についてです。

Access 2010 と SharePoint 2010 で採用された Access Services は Access アプリケーションを SharePoint 上に発行し、テーブル、フォームやレポートを Web 化できるようになりました。

Access の基本的な機能の Web 化だけでは要求を満たせない場合、カスタマイズを入れたいというニーズがあるとは思います。

また、Access Services のサイトの設定を確認すると以下のように Access データベースの構造が Web 化されているので、内部構造を見れるのかと思ってしまいました。

そこで、少し調べてみたのですが、Access Service におけるカスタマイズはサポートされていないようです。

SharePoint Designer 2010 を利用して、Access Service として発行されたサイトを開く動作を確認してみたのですが、

SharePoint Designer 2010 から Access Services として発行したサイトを開こうとすると以下のメッセージが表示されます。

内部構造を確認して、aspx や JavaScript などを確認できたり、Access Service 用の API が公開されていたりということを期待していたのですが、

どうやら、現時点では(今後もだとは思いますが。)方法が無さそうです。

また、上の図の各ファイルは accdw というファイル形式で Access Web Application 用のファイル形式となります。

このファイル形式を直接開くことは、関連付けの絡みで Access アプリケーションでしかできないようです。

Access Services として発行された Web サイトのデザイン変更は Access アプリケーションからのみサポートしているようなので、なるほどという感じはしますが。

紹介 Saiki Koyama (小山才喜)
自己紹介: PCのハードウェア系のサポートやフィールドSEを経験後、2000 年 2 月にマイクロソフト株式会社に入社、 主にサービス部門でプロフェッショナルサポート、プレミアサポートを歴任後、Office系の技術営業に転身し、 エンタープライズ企業向けにVSTOを利用したOffice開発を業務に活かす提案活動を行う。 また、VSTOの啓蒙活動として、Tech-EdやMSDNブログにおいてVSTOを利用した業務と技術を結びつける訴求活動を実施中。 2010年7月度、2011年度7月度 VSTO MVP 受賞中 技術略歴: VSTO、SharePoint Server、Office 互換・展開、Silverlight、 Active Directory、Exchange Server など、MS プラットフォームのインフラから開発までの領域を網羅。 取得資格: VSTO MVP、MCSE for Messaging、MCTS、MCSA など、 約30個ほどの MCP タイトルホルダー

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